加藤氏インタビュ-(伊勢丹webより)

僕が紺色が好きなんですよね。
男の服のデザインソースっていうのは突き詰めると、
体を動かすワークウェアとかミリタリーウェア、

いわゆるユニフォームになるんです。
僕は、男の人が格好いいなぁって思うのも、

そういう由来のものだと思うんです。

ここでいうNavyっていうのはそのうちのミリタリーに近いですね。
それもカーキじゃなくて、ちょっときれいめな海軍寄り。
で、Groundの方は、ようするにワークウェアの土っぽさです。
デニムだったり、ネルシャツだったりっていう。

カジュアルラインに関しては、2011年秋冬だけではなくて、
その2つを常にテーマにしてやっていこうと思ってるんです。

<AAA/トリプルエー>

は全て国内縫製にこだわられているという理由は…

いまシャツに関しては日本にあまり工場がないんですよ。
だから<AAA/トリプルエー>のシャツも

デニム工場に一緒にお願いしてるんです。

日本のシャツ工場が中国とか海外にどんどん進出してるんで、
純粋なシャツ工場っていうのは日本にはもうあんまりないんですよ。

ただ、全く日本でその産業がなくなってしまうと、困るでしょ。
別に日本で縫わなくても、今だったら海外の工場でも

同じクオリティのものが上がってきますよ。

日本が技術を持っているという前提で、海外にお願いしないと
すっかり海外主導になってしまう。それって違うと思うんですよ。
日本で技術が開発されていかなくなってしまう。

国内縫製の魅力って言われると、考えてしまうんやけど…

20年以上前に、アメリカとか海外ブランドの仕事をしていたときに
そのブランドが中国や香港に持ってる工場へ

技術指導へ行ったりしていたんですよ。

でもそれは日本の僕たちが技術をもっているから、
相手も素直に話を聞いてくれているわけじゃないですか。
それに、僕たちに技術がなくなってしまうと、
新しいものを作るときに、海外の工場で

一から開発を始めなければならない。

海外で、日本に既にあるものを、これ作ってっていうのは

大分やりやすくなったけれど
新しいものを作りだしていくのは、まだまだ難しい。

だから、僕たちは常に一番新しい技術をきちんと

国内に持っていなくてはならないです。
日本にキャパシティがあるのであれば、

本当は全部日本でやりたいんです。

今後の日本の工場技術を守っていく、

という意味合いも強いんですね

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